経口避妊薬(ピル)以外の避妊方法としては、日本で普及しているコンドーム以外に、IUD、ペッサリー、不妊施術、基礎体温式等たくさんあります。

これらは、施術に近いものや、手軽なものから、手術や理論に近いものまで多岐にわたりますが、これらの中では、手軽で、性病への感染防止ということで、国内では、コンドームが一番、普及しているようです。

このような状況の中で、経口避妊薬とそれ以外の避妊方法の違いについて概観してみましょう。

経口避妊薬とコンドームの定着はどうなの?

日本国内では、避妊=コンドームと言えるくらいコンドームが避妊方法として定着しているのは明らかです。

ただ、コンドームは、避妊効果としては、それほど、確実な方法とは言えず、むしろエイズやクラミジア等の性病への感染防止の方に効果があるようです。

一方、避妊薬の方は、避妊効果の方は100%に近いようですが、逆に感染防止効果はゼロに近いことから、避妊の方にウエートが置かれたものであることは確かです。

コンドームの方は、男性主導でわかりやすく、経口避妊薬の方は、女性の感覚でないとわかりにくく、しかも、面倒な服用な習慣化のようなものまで要求されているようでやはり、とっつきにくいという印象は否めません。

また、海外のピル先進国では、避妊=経口避妊薬、性病の感染防止=コンドームという図式が成り立ったとしても、日本国内では、そこまでいっていないというのが現状です。

これには、日本社会の特性が影響しているようで、これ自体は、変化しつつありますが、そこまで、急激には、変わらないようにも見えます。

ただ、日本は、経口避妊薬の解禁からようやく15年というところですから、徐々に変わっていくのを待つことはできるかもしれません。

経口避妊薬と他の避妊方法の違いについては、経口避妊薬以外の避妊方法の特徴や性格が多岐にわたるため、概括できませんが、他の方法は、手術のようなもので、時間がかかったり、逆に基礎体温式のように理論的過ぎて、実用に適さないものもあるという感が否めません。

これらとは違い、経口避妊薬の方は、薬物によるホルモンのバランスに影響をあたえるような化学的で生理学的な方法のようで、より現実的だというイメージがあります。

ピルの位置づけは、他の方法の論理的や物理的な方法に比較して、人体の機構に作用する薬学的、生理的な方法という点に集約されそうです。

この点は、とりとめのないことではありますが、本サイトの他の項目をお読みいただく際に参考までに頭に入れておかれるとよいかもしれません。