日本では、経口避妊薬(ピル)の普及が海外(の先進国)と較べて、遅れているということがよく話題になっています。

これが、どういうことなのかについて、少し掘り下げてみていきましょう。

経口避妊薬解禁の遅れ

日本での経口避妊薬の認可は、1999年で、ようやく15年といったところです。

このように、経口避妊薬の解禁が遅れたのは、経口避妊薬先進国の米国等に較べ、意識面で、経口避妊薬に関して、余計な先入観があったのも事実のような気がします。

これは、世界レベルでは、遅いと言えるかどうかわかりませんが、少なくとも、経口避妊薬の先進国と言える米国等と較べるかなり遅いといえることは確かです。

コンドームとの関係

避妊方法と言えば、まず、コンドームが浮かぶように、日本では、コンドームが普及しています。

海外の経口避妊薬先進国では、コンドームは、感染防止の観点で用いられているという話もよく耳にします。

お手軽で、男性主導で、衛生的にも優れているコンドームの方の人気が高いわけですが、避妊という観点では、経口避妊薬の方が優れているのかもしれませんが、なかなか、この点がクローズアップされにくいのは、経口避妊薬自体に問題点が残されているからでしょうか?

経口避妊薬自体の問題

これは、日本に限ったことではありませんが、経口避妊薬自体にマイナスのイメージがあったことは確かです。

まず、女性が主体的に避妊を先導している点や、服用での煩わしさ、人工的な薬物による避妊薬の感が強く、副作用が強調されている点があげられます。

ただ、これは、最近、女性の意識変化や、経口避妊薬の副次効果もクローズアップされ始め、変わりつつあることは確かでしょう。

男性中心の社会の影響?

男性が、避妊でもイニシアティブをとるというのか、女性がこれをやると変に思われるというのがやはりあるのかもしれません。

医療関係者も、やはり、男性が多いため、経口避妊薬のように、女性本位の考え方が受け入れられなかったという見方もあるようです。

経口避妊薬は薬物による避妊

また、経口避妊薬は、ホルモンに影響をあたえることにより、避妊が可能な状況をつくりだすものですので、副作用もある人工的な処置のようなイメージが拭い去り切れません。

やはり、このようなイメージが経口避妊薬の普及を遅らせているのではないでしょうか?

通販での扱いについて

国内では、医師の処方箋なしには、経口避妊薬の購入ができないようになっていますが、経口避妊薬の通販での扱いについては、微妙な位置づけにありそうです。

どうも個人の使用目的で自己責任により、海外から、国内の輸入代行業者を通して、購入することは、違法とはならないようです。

これは、副作用等を考えると、特に初めて、経口避妊薬を服用する方にとっては、やはり危険なことですので、あまり、お薦めはできません。

ただ、すでに医師の指導のもとに、服用されていらっしゃる方で、経口避妊薬がどういうものかや、どのようなものをどれくらい適用すればいいかが、お分かりの方にとっては、経済的な事情があれば、また、より、ご自分の状況にあったものを求めていらっしゃる方があれば、このような手段をとられるのは、わからないでもありません。

ただ、医師との相談の圏外にありますので、健康全体への影響度を確認しにくくなることは、事実です。

だから、このような状況にも対応できる医師やコンサルタント的な方で、販売目的の業者の方とのつながりがなく、ニュートラルな立場で診断やアドバイスを受けられる公認の医師や相談窓口があるのが理想的ではないでしょうか?

とは言いましても、これは、無料ということでは、それほど簡単ではなさそうですので、経口避妊薬を服用される方自身の見識が高まり、このような対応が問題なくできるようにしていき、最終的には、自己責任で、対処するしかなさそうですね。

日本での経口避妊薬の普及は?

日本では、経口避妊薬の認可が遅れ、医師の処方がないと服用できないので、費用的には、海外の経口避妊薬先進国と較べ、高価なようです。

これ自体は、経口避妊薬を服用する女性の体を守るためということが主眼となっているため、必ずしも悪い話ではないかもしれません。

経口避妊薬を、気軽に、また、緊急時に、モーニングアフターピルを即時に、薬局等で購入できるには、経口避妊薬自体の安全面が向上しなければならないという医学や薬学上の進展も必要なることでしょう。

これと同時に、社会的な認識として、女性の立場からの医薬品規制の緩和等も必要になるため、少し時間がかかりうそうですね。

やはり、当面の経過措置として、通販等を活用して、海外から有効な口径避妊薬を個人の責任で通販等で購入する方も徐々に増えてくるでしょう。